頂上で落ち合おう、俺はこのルートで行くよ

ツインの彼女と一端離れて執着を棄てて別々の路を歩んでいくことにした。
人生は山道、富士山にもいくつか登山ルートがあるように俺には俺の、彼女には彼女の学びのペースもあれば経験しなくちゃいけないことも違って当然。
ルートは違っていても目指すべき一緒になる頂上はひとつ。


それに気づけた瞬間目の前にある路が明るく照らされた
その時、少年時代よく歌い聞いたボーイスカウトソングの『光の路』が脳内再生された。


きっとこの路で間違いない。
この光を信じて登れば遭難なんてしない


行く路は各々違うけれど頂上で落ち合おう、俺はこのルートで行くよ
お互いに成長してこの山を踏破したら今度は二人で奥に見えるもっと大きな山の頂上を力を合わせながら登っていこう。


さあ、まずは一人登山の始まりだ。
いざ出発!

サイレントも慣れるもんだ

サイレントに入ってLINEをブロックされてから二ヶ月弱

初めの頃のような意味不明な焦りや全てのことに無気力になるのは段々と辛くなってきた。


今では仕事のこと、将来の自分自身の夢も考えられるようになった。


変わらずずっと心の片隅には彼女はいるし、愛情は何一つ変わっていないけど想いの足枷が片脚だけになって動きやすくなったような感覚


人生を楽しめそうだ。


感謝。

今しか出来ないこと

今しか出来ない事、彼女とのサイレントが明けて一緒になったら時間的にも出来ない事を今、一人で時間を使える最大のチャンスにやってしまわないといけない。


俺のやりたいけど、一緒になってお互いの生活や仕事などで手一杯になったらできないこと。


前からやってみたかったけど手を出せていなかった心理学を学んでみよう。
将来の夢のためにイタリア語をちゃんと学ぼう。
英語もだいぶ忘れてきているからしっかり学び直そう。


これを考えたらサイレントが開けるまで時間が足りないくらいだ。
一日、いや一時間でもはやくとりかからないと!


一緒になったときにスムーズに人生が送れるように
彼女に苦労させないようにこの神様から与えられた自由時間を無駄に過ごせない!!


再開した時にカッコ悪い姿を見せたくないからすぐに取り掛かろう。


今、せっかくサイレントでLINEもブロックしてくれて自分自身に没頭して向き合える時間を作ってくれたんだ。
この有難い時間を有効活用しない手はないよね。