頂上で落ち合おう、俺はこのルートで行くよ

ツインの彼女と一端離れて執着を棄てて別々の路を歩んでいくことにした。
人生は山道、富士山にもいくつか登山ルートがあるように俺には俺の、彼女には彼女の学びのペースもあれば経験しなくちゃいけないことも違って当然。
ルートは違っていても目指すべき一緒になる頂上はひとつ。


それに気づけた瞬間目の前にある路が明るく照らされた
その時、少年時代よく歌い聞いたボーイスカウトソングの『光の路』が脳内再生された。


きっとこの路で間違いない。
この光を信じて登れば遭難なんてしない


行く路は各々違うけれど頂上で落ち合おう、俺はこのルートで行くよ
お互いに成長してこの山を踏破したら今度は二人で奥に見えるもっと大きな山の頂上を力を合わせながら登っていこう。


さあ、まずは一人登山の始まりだ。
いざ出発!